HTML 4.0には色々な種類の属性値があります。この文書では値でありふれたタイプを説明します。
タイプCDATAという属性値は、 実体も含む一連の文字符号からなっています。行の折り返しは無視され、各改行(キャリジ・リターン)やタブはスペース一つに置き代えられます。ブラウザは、属性内の最初と最後の空白文字を無視します。
CDATA値を取る全ての属性でケース感受性ではありませんが、CDATA属性値は典型的なケース感受性(大文字小文字を区別する)で
IDとNAMEタイプの属性値は、A-Z乃至a-zの範囲の文字で始まり、続いて文字(A-Za-z)・数値(0-9)・ハイフン("-")・下線("_")・コロン(":")・ピリオド(".")がきます。これら値はケース感受性です。
IDREFとIDREFSの値は、別の要素の ID属性の値を参照します。IDREF値は一つですが、IDREFS値はIDsのスペースで区切られたリストです。IDREFとIDREFSは、ケース感受性です。
number属性値は、0-9の範囲の最低一つを取ります。
text属性値は、 CDATA値で、人が判読可能な記号列です。
URI属性値は、統一資源識別子(ユニフォーム・リソース・アイデンティファイアー)(URIs)で、 URIインターネット候補(ドラフト)で定義され、 RFC 1738とRFC 1808に置き代えるべく作業が進んでいます。
URI属性値は foo.html and ../foo/の様に相対的な URIsや http://www.htmlhelp.com/の様に完全な URIsがあります。
URIの部分はケース感受性ですが、一般的にURI値はケース感受性です。
カラー属性値で、色を定義します。この値は十六進法数でsRGB色空間に則して設定されるか16の色名で設定されます。十六進法数では、"#"文字符号をまず先頭に記載しなければなりません。
名前はケース非感受性で、sRGB値は次の様になります:
色の名前 | sRGB値 | 翻訳版補足 | |
---|---|---|---|
Black | #000000 | ||
Silver | #C0C0C0 | ||
Gray | #808080 | ||
White | #FFFFFF | ||
Maroon | #800000 | ||
Red | #FF0000 | ||
Purple | #800080 | ||
Fuchsia | #FF00FF | ||
Green | #008000 | ||
Lime | #00FF00 | ||
Olive | #808000 | ||
Yellow | #FFFF00 | ||
Navy | #000080 | ||
Blue | #0000FF | ||
Teal | #008080 | ||
Aqua | #00FFFF |
BODYの色属性用の色名よりも、十六進法形式が広くサポートされていることに注意しておきましょう。
これら属性は、ピクセル単位で整数です。
Length属性値は、整数--ピクセルと解釈される--乃至は水平や垂直方向空間のパーセンテージです。値 50%は占められる空間の半分のことで、 50は50ピクセルのことです。
MultiLength属性値はピクセル単位の整数乃至水平や垂直方向空間のパーセンテージを取り、 i*として表現される相対的大きさで、ここでの iは整数です。 空間配分に際して、ブラウザはまずピクセルやパーセンテージの大きさを配分し、残りの空間を相対的大きさの要素間で分割します。大きさ 3*の在る要素の空間は、大きさ 1*の在る要素の空間の三倍になります。値 *は1*と等価で、「残りの空間を埋める」意味によく使われます。
MultiLengths値は、コンマで区切られたリストになります。.
この属性は、リンクされた或いは組み込まれた資源の内容タイプ(メディア・タイプ マイム(MIME)タイプとして知られています )です。ContentTypeは一つの内容タイプを取り、ContentTypesはコンマで区切られた内容のリストを取ります。内容タイプはケース感受性です。
よく使われる内容タイプに text/html・ image/jpeg・ model/vrml・ video/quicktime・ application/java・ text/css, and text/javascriptがあります。多くの common content typesが IANAに登録されています。
タイプLanguageCodeの属性値で、 RFC 1766に則して言語コードを設定します。言語コードの例 には、英語 en・米語 en-US・日本語 jaがあります。空白文字は、言語コードでは許されていませんし、ケース非感受性です。
この属性値でリンクされた資源の文字符号コード化を設定します。type Charsetの値は一つの文字符号セットを取り、type Charsetsの値はコンマで区切られた文字符号コード化のリストを取ります。文字符号コード化はケース非感受性です。.
文字符号コード化の例に、 ISO-8859-1・ SHIFT_JIS・ UTF-8があります。 登録されている文字符号コード化のリストが、 IANAで入手出来ます。
訳者: [日本語の文字コード]で、ISO-2022-JPの意味を参照下さい。
文字符号の属性値は、単一ユニコード文字符号です。文字符号は、 実体で特定することもできます。
Datetime属性値で日付と時刻を YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZDの形式で 設定し、ここで YYYYは年号4桁・MMは日付2桁( 01から12)・ DDは日付2桁( 01から31)・ hhは時刻2桁(00から23)・ mmは分2桁(00から59)・ ss秒2桁(00から59)そして TZDは時間帯指示です。日付と時刻を分ける Tが、正確に記載されなければなりませんし、ケース感受性です。
時間帯指示は、次の一つを取ります:
Datetime値の2桁が不明の場合 00と見なされるべきです。
リンクタイプの属性値は、リンクタイプのスペース区切りリストで与えられます。リンクタイプは大文字小文字を区別し、ホワイト・スペースを含まないかもしれません。各リンクタイプは、一つ文書に何回も使われます。
リンクタイプは大文字小文字を区別しますが、 LynxブラウザはLINK要素を RELか REV属性で与えられているものと同じに表示します。従って、これらのケースと一致させなければなりませんし、最初の文字を大文字化し残りは小文字を使うことを望むかもしれません。
以下のリンクタイプがHTML 4.0で定義されていますが、別のリンクタイプを使うかもしれません。広く <LINK REV=Made HREF="mailto:liam@htmlhelp.com">として使われ文書著者との連絡を提供する Madeリンクタイプは、HTML 4.0で定義されたリンクタイプのリストには見当たらないのは注目に値します。
MediaDescタイプの属性値はメディア記述子(ファイルの性質の説明)で−−リンク先のメディアのコンマ区切りのリストです。メディア記述子は 大文字小文字を区別します。
以下のメディア記述子がHTML 4.0で定義されています:
スクリプト属性値は、クライアント側スクリプトで、典型的には呼び出し機能か幾つかの短い声明です。値は実体を含みます( e.g., ")。
StyleSheet(スタイルシート)タイプの属性値はスタイル・シートのデーターです。その値はentitiesを含むかもしれません。
タイプFrameTarget(標的枠)の属性は、A-Zかa-zではじまらなければなりませが、例外として次の特別な値の場合は下線からはじまります: