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スタイル・シートの現況!


 ウェブ・スタイル・シートは数年前からありましたが、実現する手段が普及していなかったので、その威力や重要性について知られていませんでした。プレゼンテーションを工夫してページに創造性を出したいウェブ制作者は、パワーフルなスタイル・シートよりもNetscapeの拡張機能を使いはじめました。このことは当然のことでした。Netscapeの拡張機能はウェブ・ユーザーは見られましたが、スタイル・シートが見られるものは限られていたからです。

 今日ではだんだんとブラウザでスタイル・シートが実行されるようになってき、制作者もプレゼンテーションやプラットフォームに依存しないなどそのユニークな面に目を開きだしました。スタイル・シートの利点が明らかになり、プレゼンテーション効果のためのタグを増やし続けることの利点の無さも明らかになってきました。

 NetscapeのBODY属性はウェブ上で広く受け入れられ、 HTML 3.2(日本語訳)でも標準化されています。 しかし、 BGCOLORTEXTなどはスタイル・シートのような自由度はありません。背景画像によって、16色しか提供できないページで判読できなくなることもあり、256色を表示できても判読を困難にします。制作者は一般的に行われている BODY属性で、背景画像の利点がそのコスト(弊害)より重要かどうかを選択しなければなりません。スタイル・シートでは、色々のイメージを異なったスタイル・シートで提供でき、それゆえにユーザーは自分のシステムが表示できる能力に応じて"24−ビット・スタイル・シート"か"8−ビット・スタイル・シート"を選択することができます。制作者が提供するスタイルがユーザーに合わないなら、そのスタイルを無視することもできます。

 スタイル・シートで、制作者は制作しやすくなります。各々HRに、 <HR WIDTH="75%" SIZE=5 ALIGN=center>と記載していますが、これは制作者にとっては煩雑です。スタイル・シートでは、一 度だけ表示初期値を設定するだけで、このスタイルは全てのものに適応します。 WIDTH="50%"がよりいいと決める場合は、 一箇所で初期値を変えるだけでいいので、文書を変更するのに何百ページも探さなくてもいいわけです。さらに、スタイル・シートは或るファイルが全てのスタイル情報を持っている場合は保存時間を短縮できます。

 スタイル・シートで、プレゼンテーション効果上でより柔軟性が増してきます。色・背景・マージン・縁どりなどのプロパティは全ての要素に適応できます。HTMLとその特異な拡張では、 BGCOLORといった属性に頼り、その数も少ないものでした。スタイル・シートは、スタイルをすべてのパラグラフ・レベル2までの見出し・全ての強調テキストに適応できると言う柔軟性があります。

 スタイル・シートでは、 text-indentプロパティをテキストを字下げするのに使えます。 <DD><IMG SRC="blank.gif" WIDTH=10 ALT="">といった見苦しい手直しに助けを求めると、それなりのネガティブな副作用があります。テーブル内の全てのページに記載しなくてもマージンを変更できます。スタイル・シートではファイルを探してから置換すると言う手間もいりません;すべてのパラグラフの字下げをすると決めれば、スタイル・シートの一行を変更するだけです。

 スタイル・シートは、ウェブのための大きな前進を意味します。内容とプレゼンテーションをHTMLとスタイル・シートで分担し、普及と言う視点から初期の爆発的人気をもたらしたプラットフォームに依存しないと言う強い考えに、Webはそっていけます。ユーザーが判読できないページを心配することなく文書のプレゼンテーションに専念できます。


現在のブラウザのCSSサポート

 カスケーディング・スタイル・シートをサポートするブラウザも急速に増えています。 Netscape Navigator 4.xはcss1の特質の多くをサポートし、 CSS Positioningをサポートしています。 Microsoft Internet Explorer3.0は一部のccs1をサポートし、 CSS PositioningIE4で装備され、 CSS Printingもいちはやくサポートしています。

 UNIX上でのスタイル・シートは、 Emacs-W3Arenaで早くからあり、the W3CのAmayaブラウザはCSS supportと連携して"WYSIWYG"エディターでCSS拡張ウェブ・ページを作成できます。


CSS1を超えて

 CSS1を拡張し、 printing Web pagesstyles for speech・ 点字表示・ positioning文字そして装置依存しない色などと拡張が考えられています。


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